クラシックピアノ

ジャズバンドの録音は、スタジオから早速マスタリングしたデータが届き、
皆で聞いてみた。

・・・おお〜、かっこいいじゃないですか・・!

さすが、スタジオ録音だけあって全体の楽器のバランスが良くて、
普通に聞くよりもずっとかっこいい!
そして、タロウのギターソロもちゃんとおさまっているし
私のピアノソロも、まあ、それなりに・・・。

先生も顔を真っ赤にして(色素の薄い白人男性なのですぐ真っ赤になる)
興奮して喜んで聞いてたので、良かったわ〜。

タロウと、結構うまくいったねえなどと話していたら
「お母様のピアノ、最初はほんと『クラシックのピアニストが
無理矢理ジャズにつきあってる』って感じで
もうどうしようって感じだったね、って先生と言ってたんだけど
すぐうまくなって、もうびっくりだね!」
と褒めて(?)くれた。

・・・うん、ほんと最初は超下手だったわな〜〜〜。
だってクラシックしか弾いたことないもの!!
ジャズって、どうやって弾くの?!
つか、楽譜通りに弾いていいもんなの!??
って、そこからだったし!!

そもそも、楽譜があることはあるんだけど
それ通りに弾いてると「グルーブ(ノリ?)がない」って言われるんだもん〜〜。
どーすりゃいいの、って感じでしたわ。

デモ演奏を聴きこんだりそれに合わせて弾いたりして、
まあなんとかかんとか「ジャズっぽさ」を体得したのだけど。

そして今回の「スタジオ録音」。
子供達に
「スタジオ録音するのって、緊張しますか?」
なんて聞かれたけどさ〜〜、いや、全然。
私は小さい時からクラシックピアノを習ってきて、
発表会というとちゃんと「クラシックのピアニストは暗譜で弾くこと」
と言われてやってきたので、全部暗譜で弾いてきましたからね。
目の前にアンチョコである楽譜が置いてある
ジャズピアノのスタジオ録音なんて、屁の河童ですわよ〜〜。
人前の舞台で、楽譜なしで暗譜でひくあの緊張感に比べれば、
合唱の伴奏もジャズの演奏も楽譜があるんだもん。怖くないわ。

BJは自身が楽器を演奏しないので、私が暗譜の緊張感を話しても
「でも、耳で覚えてるでしょ?
それで、弾けたりしないの?」
と、問う。

・・・緊張のあまり、出だしの1音すら思い出せない悪夢は
体験したこともないのですな・・・・。

私はその「一切を思い出せない悪夢」が本番の前に来たので
慌てた先生が楽譜と譜めくりの人を用意してくださったから
練習して来た曲はちゃんと弾けたけど。
バイオリンの発表会では、出だしでつまづいて
ピアノ伴奏についていけなくなった男の子が
最後までグダグダな演奏をしていたのを思い出した。
その子(小学5年生くらい)にしたって、暗譜でいけると先生が踏んだくらい
本当にできる子だったんだけどねえ。
本番で、譜なしで、というのは本当に大変なことなのよ。
でもピアニストにしてもソロのバイオリニストにしても、
譜を見ながら弾く、なんて事は有り得ないわけで・・・・。
ハードル、高いよねえ。
バックのオーケストラの皆さんは楽譜見ながらやってるのにねー。

でも、50になってもこうやってピアノという特技で
子供達の音楽活動に混ぜてもらえるのは楽しいなあ。
物心つく前の3歳やそこらで、ピアノレッスンに通わせ始めてくれた母に感謝。
もっと大きくなって「ピアノ、習いたい?」なんて聞かれてたらおそらく
いやだって言ってただろうしな〜〜。
そして、自分でも覚えてるけど習い始めて3年とか6年とかの節目で
すごく行き詰まって、もういやだ!やりたくない!って泣いた時に
あともうちょっと、って、だましだまし続けさせてくれたことにも感謝。
あの「もういやだ!」で、やめてたら、今の私のスキルは無いもんね。
ことほど左様に、ピアノっていう楽器を習得するのは本当に大変なのだ。

タロウがギターを習い始めた時、私自身のその体験を思い出した。
そして案の定、ほんの1年ぐらいでタロウが音をあげた。
「もうやめたい」
私は、
「あと1年、我慢してやってみて。
それでも面白くならなかったら、もう、いいよ。やめよう。」
と言った。
そう言いつつ、「簡単バージョン」のビートルズ・ベストヒットの
ギター用楽譜を買ったり、私のピアノと一緒に弾けるような楽譜を買ったりして
タロウを誘って一緒に演奏したりしてみた。
というのも、私自身、ある程度ピアノが弾けるようになった頃
同じようにピアノを弾く友達ができて、その子に
リチャード・クレイダーマンやポール・モーリアなどの楽譜を教えてもらい
「えっ、ピアノの先生に教わる以外の曲を弾いてもいいの!?
しかも、クレイダーマンとか、超簡単じゃん!」
と、驚いた経験があるからだ。
私の実家ではピアノを弾く人がおらず(祖母は三味線のお師匠さんだったが)
ピアノの楽譜などなかったのだ。
先生からもらう「聞いたこともないクラシック曲の楽譜」ばかりを練習していて、
ちっとも楽しくなかった私はピアノ自体が好きではなかった。
そこへ、同級生が当時流行っていたクレイダーマンの楽譜を持って来てくれて
それが簡単に弾けることに驚き、とても楽しくなった。
ピアノが弾けるっていうことは、こういうことなのか、と。

先日タロウと話したところ、同じような体験をしていたらしい。
ギターを習いはじめたものの面白くならず、もうやめたいと思ったところ
課題曲の中に「マルガリータヴィル」があった。
これはジミー・バフェットのヒット曲で、日本ではそれほど有名ではないと思うが
こちらでは「夏といえばこれ!」という、チューブかサザンか、という曲の一つ。
この曲を弾けるようになったら、あちこちでちょこっとこれを弾くたびにウケて
喜んでもらえるので嬉しくなったのだそうだ。

・・・ああ〜。
わかる。
そういう「気持ち良さ」って、あるよねえ。

そしてタロウはその後、アコースティックからエレクトリックギターをやり、
ベースギターも習ってみて今に至る。わけだ。

今年のユースオーケストラのロックンロールコンサートでは
タロウはギターでオープニングと、クロージングもやるそうなので・・・
・・・・・うん、頑張ってくれたまい。
えっと、試験勉強・・・は・・・??

なんか、間違った気も、する・・・・
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ご苦労様でした~

クリスマス前に大仕事しましたね。これで心置きなく年越しできそうですか?
クラシックとジャズは別物ですものね。グルービーになんて・・・みみさんは素晴らしいピアニストですね。ジャズピアとのといえばハリーコニックJr.を思い出します。彼も当たり前ですが暗譜ですね。まぁ、彼は楽譜を即興で作っちゃうような人ですけど。それが仕事だし。みみさんのピアノ是非聞いてみたいです。ご主人様は恵まれていますね!家でいつでも生を聞けるなんて。
私もピアノは小さいころやりましたが、私の母が途中で挫折(?)し、私自身、楽しめる前にやめてしまった口です。娘も同じ感じで、私が途中で忙しくなりプッシュできなくなり、挫折しましたー。今では楽しんでキーボードで遊んでいるようですが。
次男も同じくギターを楽しんでいたんですが、2年前に私がめげていらい、こちらも挫折。

子供の習い事って、親次第なんだよな~ってつくづく思います。みみさんは素晴らしい!

Re: ご苦労様でした~

> Schatzi さん

ありがとうございます〜〜、なんとかひと仕事終えまして、
これで心置きなく日本へ一時帰国することが出来そうです。
私のピアノは・・・大したことないんですよ〜、素人のお遊びですから。

ハリー・コニックJr、最近午後のテレビ番組やってますよね。
ちょっと見てみましたが、スタジオの観客がたどたどしく弾く
「メリーさんのひつじ」に伴奏を合わせ、バンドも入って
見事なジャズナンバーにしてたのには本当に感心しました。
いいなあ〜、あんな風に即興で演奏できたら楽しいでしょうね!

私は家でワイン飲んでいい具合に出来上がってくるとピアノを弾く癖がありまして(^_^;)
適当な軽い曲を弾いて遊んでいるとBJが
「おお〜、ホテルのラウンジバーみたいだ〜」
と、褒めてくれます(笑)
そのうち生演奏のバイトでも出来るかしら!?

子供の習い事は親次第!まさに!
私も、自分自身がピアノ習った経験と、息子にギターを習わせた経験から
本当にそう思います。
親の気合いと体力と財力、ですね〜〜(^_^;)
プロフィール

Mimi

Author:Mimi
アメリカ生活もかれこれ20年。
夫と子供2人(うち1人は大学進学でオハイオ在住)、猫1匹とアラバマの田舎に住んでいます。

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