アメリカ大統領選挙

いやまさか、と思ったのに一夜明けてみたらなんとトランプが大統領とな。
マジか。
当初から、「トランプが大統領になっちゃったら面白いのにねえ〜」とか言ってたけど、
そうはならないだろうと思ってたからこその軽口だったのだが。

しかし今回の選挙では、もうマスコミが世論を主導する時代ではなくなったのだな、
というのが感慨深かった。
テレビも新聞もヒラリー支持一辺倒で、トランプを推す新聞など全米で2社しかなかったほど。
それでもトランプが勝ったのだ。
マスコミの行う「世論調査」ではいつもヒラリーがリードしていたというのに。

トランプはツイッターでものすごくマメに発信したり、
朝の情報番組にも毎日のように生で発言していたが
これがほとんど「電話での出演」で、うまいなあと思った。
いちいちスタジオに出向いてインタビューを受けるのでは時間がかかる。
その点、電話なら全米どこにキャンペーンに出かけていてもつながるわけだ。
さすが、リアリティショーでも成功した人だけのことはあるな、
テレビの使い方を知ってるなあと思ったものだ。
そして当然ツイッターでは「これからNBCの番組でインタビューを受けます」とか発信し、
フォロワーがチェック出来るように知らせるわけ。
ソーシャルメディアの使い方もうまいなと思った。

ヒラリーは、1回目のディベートでは完全に勝利していたと思う。
2回目以降は「もうヒラリーで決まりでしょ」と思って、見なかったからわからないけど。
でも一度収まったEメールの件がまた問題になった後のキャンペーンを見ていたら
何か違和感を覚えた。
メールの話に行かないように行かないように、ひたすらトランプの
過去の女性侮蔑発言や行動を取り上げ、果てはミシェル・オバマや
トランプに太り過ぎを指摘された元ミス・インターナショナル(だったっけ?)まで
引っ張り出して応援演説させていたのだがどうにも
「問題点をずらしている」としか思えず。
ちなみに太り過ぎを指摘された例の女性は、コンテストが終わったら
30ポンド(約15キロ!!)も体重が増えたそうで。
・・・・・そりゃ、太ったって言われるだろ・・・・・。

「自分が女性である」ことを強調しすぎてる感じがして、
私などちょっとげんなりしたしがっかりもしたのよね。
なんていうか、ヒラリーなら
「私は大統領にふさわしい!それだけの働きをするし、実力もあります!
たまたま女性だけれど、それと私個人の能力とは関係ありません!」
ぐらいに言ってくれるんじゃないかなーと期待してたもので。

漠然とそう感じた違和感を、どこだかネットの意見で
「ヒラリーは、古いタイプのフェミニスト」
と書いてあって思わず膝を打った。
そうよ、それよ!私が感じてた違和感は!

ヒラリーは私より大体20歳上。
私が育った時代には日本ですら「雇用機会均等法」が出来ていたし、
「女性だから」とチャンスを与えられない事はそれほど無かったように思う。
でも、私の時代より20年も前だったらそれこそ女性が働くとかそういう事には
社会からの偏見も障害もあったのだろうな、と思う。
だからヒラリーがこれだけチカラ入るのもむべなるかな、なのだが
いかんせん私にはその「思い」がピンとこないのだ・・・。

ガラスの天井が破れなかった、とヒラリーは言っていたけど
うーん、どうなの、それともちょっと違うんじゃないの、とか思うのだけど・・・。
ヒラリーに限らず、民主党は多分今回ダメだったんだと思うのよ。
オバマさんが「Change!」と言ってくれて、きっと良い方向へ変化するのだろうと
期待した8年前。
それがちっとも良くならず、ヒラリーだったらオバマ路線を踏襲するのがわかってるから
「これからまた8年間このままってのはごめんだ」
と、皆が思った結果だったんじゃないかと。

そして、彼女の敗北スピーチを見て思った。
もっとこういう、本音のスピーチをキャンペーン中にやってくれてたら良かったのに。
すごく感じ良かったし、真摯な印象を受けたし、信用できる感じがした。
キャンペーン中は無理に笑顔を作ってスピーチしてる感じがして、
どうにも信用できなくて好かなかったんだけど。
キャンペーンのスタッフが色々方向性とかを間違ってたのかもなー。

ちなみに私が住んでいるのは「ザ・南部!」な町なので
周囲はほとんどがトランプ支持派でした。
私は2000年にブッシュ息子が再選された時、アメリカの選挙に絶望したので
もう今回も期待してなかったからさほどダメージは受けておりません。
この記事に関しては、コメントいただいても多分お返事しませんので
ご了承願います。すみません。
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No title

ここを読んでみて、ヒラリーさんが落選したわけがちょっとだけ分かった気がしました。
 トランプさんはツイッターその他インターネットの使い方がうまかったし、暴言を最初吐いていたけれど、その後プロンプターを活用して発言に用心していたとどこかの局が指摘していました。なんでマスコミがヒラリーの肩をもってあんなにヒラリーさんのほうが上だとばかり予想をしたんだろうかと思っていましたが、やっぱりトランプさんに勝ってほしくないという希望もかなり入っていたのかしら、と思ったりもしました。

Re: No title

> kurashiki-keikoさま

いえいえ、私の浅い考えですのでお恥ずかしいです(汗)
マスコミは今回は「見たいものしか見ないようにしていた」のではないかと。
どれだけ世間の人達が現状に怒りを覚えて静かに溜め込んでいたかを
汲み取れなかったのでしょう。
プロフィール

Mimi

Author:Mimi
アメリカ生活もかれこれ20年。
夫と子供2人(うち1人は大学進学でオハイオ在住)、猫1匹とアラバマの田舎に住んでいます。

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