全米公開で見たシン・ゴジラ感想

iMac、思ったより早く復活〜〜!!!

・・・で。
昨日、1時間ドライブして見に行ってきた「シン・ゴジラ」の感想でも。

アメリカではこの1週間だけの公開だった「シン・ゴジラ」。
もともと全米公開は予定されていないという発表だったので
私などやさぐれて「どうせ見られないんだし〜」と、
日本のサイトやツイッターでネタバレを散々読んだ後だったんだけど
Funimation(日本の特撮やアニメ番組を輸入翻訳して配信している会社)が
スッゲー頑張ってくれたらしく、1週間限定ではあるけど全米公開となった。
うちの近く(と言っても片道1時間ドライブ)でも上映予定が出て感激。
しかし、1週間の公開中に「1日1回限定上映」どころかそれより少なく、
上映しない日もあったので7日間で4回のみの上映!!!
見逃すわけにはいかん!!!

ということで昨日、土曜日の昼1時半からの回をBJと一緒に見に行って来た。

BJなどアメリカのゴジラファンをナメていたので、
劇場に行って見たら席がざっと埋まっていたのに驚いていた。
上映寸前まで入ってきてたし、最終的には3分の2ぐらい埋まってたんじゃないかな?
これって、すごいことだわよ。
あとで知ったが、このシン・ゴジラの公開初日の興行成績は
全米10位だったそうだ。
10位、って。
興行してるシアターの数がまず違うし、
その日に封切りの新しい大予算ハリウッド映画が無かったというのもあるけど
でもすごい数字だよ!??

冒頭でかの懐かしい東宝のロゴが出た途端、
観客から拍手が。
だよね〜〜、これだよね〜、嬉しいよねえ、と、私もパチパチ。

なんつーか、見ているお客さんたちの「ゴジラ愛」を感じる現場で、
アニメのコンベンションでの上映会に似た印象を受けた。
逆に言うと「知ってる、わかってる、コアなファンだけが見に来ている」上映会、て感じ。
一般の人はいなかったんだろうなあ、って言う・・・。

以下、ネタバレ全開でいきます。




















オープニングの東宝ロゴ、良かった!
で、ラストの曲と「終」のロゴもほんとーに、良かった!!!
あの最後の最後で、オリジナルの曲を、モノラルでやったとこに
庵野監督のこだわりを感じたわ。
でも、ネットで感想を見て歩いてたら
「最後の曲がオリジナルのままのモノラルでがっかり」
と言うのも見かけたので、まあ、そこはそれ、人それぞれかなあ、と。
BJと私はもうあの最後の曲で、顔見合わせて「うわーー!!」って
喜んでたんですけどね。
つか、あれを一緒に興奮できる旦那さんで良かったわあ。

最初の東宝ロゴでも、最後の「終」のところでも、
周囲のアメリカ人観客が皆拍手していたので嬉しかった。
うん。私も、最後は思わず拍手しちゃったし。
良かったよ〜、面白かった〜〜。

日本のアニメ映画をアメリカ人たちと見ると、
「なんでここで、笑う!?」
って思うことが多くてモヤっとするんだけど
この映画はさほどそれは無かったかな。
唯一、石原さとみが「40代でアメリカ大統領に立候補するんだろ」ってとこで
かなりの笑いは起こってたけど。

そういえば帰ってからアメリカのサイトのネタバレ感想を読み漁ってたのだが、
石原さとみに関しては
「可愛い〜、彼女が主演女優だよね!」
と言う意見も多かったし
「あんな下手な英語で、アメリカ生まれの役なんてしらける」
と言う意見も。

・・・いや、あのさあ、



どう見ても絶対日本人じゃないアジア人俳優に、下手な日本語もどきを喋らせるのがお家芸のハリウッドに、その辺の文句を言われたくないよな!??



たまたま自分たちのわかる言語を使われたもんで、なんか言ってるだけでしょ。
これがフランス語だったりスウェーデン語ならここまで言わんだろ。

ゴジラの強さの表現もすごかったけど、とにかく日本の政治家や
各役所の皆様のチームワークの表現がすごかったな。
あまりにも、いわゆる「日本のお役所仕事」なもんで、
劇場で私とBJだけが大笑いしていた場面もいくつか。
特に、谷口蘭堂が早口で指示したことを、3人の役人がきょとんとして
「・・・あの、今のは、どの役所にいったんでしょうか?」
ってのは、ウケたわ〜〜!
いかにも!!
そして、記者会見一つ開くにも何にも、
とにかく会議が必要だ、ってとことか、
有識者を集めて意見を聞いたら
「結局、今は不確定要素が多すぎて、
常識では測れないので、何もわからない、
と言うことがわかった!」
ってとこもウケた。

高橋一生、良かったわ〜。
民王で初めて知った俳優さんだけど、いいわ〜。

これは、初代ゴジラの話をちゃんと踏襲していると思った。
そして、庵野監督の「特撮への愛」が感じられるなあ、と。
ゴジラは野村萬斎が演じているそうだが、でも着ぐるみの質感と言うかな、
何か不自由な動きの感じが出ているし。
ビルを壊したり、電車や新幹線を爆弾にするあたりはもう
「ああ〜・・こう言うの、やりたかったんだねえ・・・
つか、見たかったんだなあ」
と、思ってしまってなんかジーンとしてしまった、と言うか。

そして瑣末な話。
ゴジラが鎌倉に現れ、上陸してきて東京へ向かってると言うところで
「うわ、鎌倉?え、川崎、武蔵小杉?」
と、進路を見ていたら映画の中で首相その他が
「東京へ上陸は阻止しないといけません、多摩川で堰き止めましょう」
と言うところで、吹いた。

BJの出身は多摩川の川崎側、私の実家は多摩川の東京側なのだ。

思わず
「あなたの側は捨てられちゃったのねえ〜、
私、東京側で良かったわあ」
と言ってしまったが。
そういえるぐらいに本当に地元の設定でね〜。

多摩川で迎え撃つ、ってとこで基地にされる浅間神社。
あれがまたなあ・・・・
うちの実家が氏子だし、年越しのお参りとか初詣とか
七五三でお世話になってるとこだもんで・・・
もうねえ、BJと失笑。
懐かしすぎる〜〜!!

いや、しかし面白かった。
本当に、初代ゴジラの感じだった。
リアリスティックだったし。
ところどころ、クスっと笑えるユーモアもあったし、
2時間以上の尺だったのにそれを全然感じなかった。

パシフィック・リムよりも好きだ。
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まってました。

オープニングとエンディングタイトルは息子と私が顔を見合わせてガッツポーズをしたところです。あれはもう庵野監督の敬意に近いと思いましたわ。
もう特撮愛が溢れる作品で、私本当に感動したんですよ。
そしておっしゃる通り、お役所仕事がまあ、ものすごかった。完全にリアル。あの台詞を言わなきゃいけなかった役者さんたちは大変だったろうなあ。でもほんと、どこの役所?には吹いたし、有識者はほんとにこんな感じなんだろうなあとなっとく。
そして近年のゴジラにあった「何となくいいヤツ感」や「意外と人間に味方?感」、ヘタすると「ゴジラだって好きで戦ってる訳じゃない感」や「ゴジラ家族愛」的な解釈を完全にふっ飛ばした、最悪感。
最高すぎる。どんどん形態変化していくことによって最悪感が高まりまくる…
しかし何より、中央の権力者があっさりいなくなってしまってからのマニアックな集団が起こした奇跡のような対応劇。
そんなに都合よくいくかい!とハリウッド臭さは多少あるかもですが
こんな日本を見たかった!と日本人ならまず感動してしまうだろうと思います。リアルな逆転劇。もちろん鉄道の攻撃も今まで踏みつぶされまくったんだからやっちゃえ的な。
私が一番笑ったのはそこまでやって最後は経口投与な訳???ってとこでしたが
あとから知ったところではあのクレーンは福島の原発事故の時
唯一消火に役立ったクレーンなんだそうです。それだけ強い。
他のはしご車とかはまったく役に立たなかったところであのクレーンだけが沈静化を進められたんだそうで。そういうチョイスも憎いです。
そして最終的に人間には殺せなかった。力が足らなさすぎ。いつまた動き出すかわからない状態での凍結。とりあえずやっとちょっとだけ安心できるというささやかさ。リアルですわー
ラストのしっぽの話まで話し出すと長くなりますんでこのへんで。
いろんな要素があって、ほんとにすごかった。面白かった。
日本ではむしろオガシラさんに人気があったらしいです。やはりあの手の映画を好むやつにはリケ女がいいのですね…
もうゴジラが出てるシーン全部好きです。

ところで字幕はいかがでしたんでしょうか?

Re: まってました。

> JORIさん

おお、さすが!
充実のコメントありがとうございます!

>近年のゴジラにあった「何となくいいヤツ感」や「意外と人間に味方?感」、ヘタすると「ゴジラだって好きで戦ってる訳じゃない感」や「ゴジラ家族愛」的な解釈を完全にふっ飛ばした、最悪感。

そうそう!これ、私も思いました!
これだよな〜〜、ゴジラってそもそも「わけのわからない恐怖」でしょ?
理不尽な暴力、圧倒的な破壊力。人間の無力さを感じて絶望する、的な。
ゴジラが人間の味方をして他の怪獣と戦うとかさー、一体何なの!?ですよ。
いや、でもキングギドラとか好きなんだけどねそれはそれで^^;
あれは別物、です。
今回のゴジラはまさに「圧倒的な力、恐怖」だったので清々しかったですよ。

クレーン車、そんな大活躍があった車両だったんですね!
それはトリビアですね〜。
でも私も「口から飲ませる、て・・・
吐き出したりしないんだろうか」と思いました^^;

尾頭さん、やけに日本では人気ありましたね。
私はツイッターで絵描きさん達をフォローしてるのですが、
すごく沢山の人が尾頭さんを描いていたので。
こちらでは全然、コメントにもレビューにも出て来ませんよ。
石原さとみちゃんは結構良きにつけ悪しきにつけ話題にされてますが。
私も特に尾頭さんは印象に残らなかったなあ〜。
良かったのは余貴美子。あのくっきりしたアイラインがいかにも古臭くて良かった!

ラストの尻尾の話と字幕については、また別記事(まだ書く気でいる)にします(^^)
プロフィール

Mimi

Author:Mimi
アメリカ生活もかれこれ20年。
夫と子供2人(うち1人は大学進学でオハイオ在住)、猫1匹とアラバマの田舎に住んでいます。

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