ジブリのアニメ「風立ちぬ」

先日、こちらのCD店で見かけて購入したジブリのアニメ「風立ちぬ」を、
タロウの彼女も遊びに来たのでBJも一緒に皆で鑑賞。
彼女が「あーごめんなさい、私のせいで、英語で見ないといけないのね?」と
恐縮していたが、違うのよー、私も、英語で見たかったの!と、説明。

だって、日本語では、かの庵野監督が主人公堀越二郎を演じたんでしょ?
うわー、何それ、ジブリはっていうか宮崎駿は声優になんか恨みでもあんのか!??
いやそれは糸井重里をトトロのお父さんに使ったあたりから思ってはいたんだけど、
私自身は日本の場合顔を出して演じる「俳優」と、顔を見せず演じる「声優」とでは
全く違う仕事だと思っているのでまして素人に「声優」をやらせるなんて・・・・と。

正直、日本語と英語吹き替え両方で見比べてみた過去の作品の中で
「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」は、英語吹き替えの圧勝だと思った。
特に「ハウルの・・」はね〜〜〜〜。
日本語だと、若いソフィーも魔法で年寄りになったソフィーも倍賞千恵子でしょ?
あれ、無理があるわー。
英語だと若い時は若い女優エミリー・モーティマー、年寄りの時はジーン・シモンズが演じていたので
ソフィーの心の動きと若返りがはっきりわかってすごく良かったのだ。
さらに、カルシファーの声がビリー・クリスタル(モンスターズ・インクではマイクを演じてた)!
彼のアドリブなんだろうな、っていうセリフがいくつもあって、それがすごく良かったの。
日本語では何もセリフのないところにもセリフを入れてたりして、でもそれが良かった。
一番好きなのは、ソフィーが勝手にベーコンを焼いてご飯を作り出した時に
日本のカルシファーは「ハウルに怒られるよ・・ぼく知〜らないっと」と言っていたシーンで
ビリー・クリスタルのカルシファーは「もひとつ呪いをかけてやる・・・・
お前が焼くベーコンは今後全部焦げちゃうって呪いだ」と言ってたやつ。
もうかわいくて、笑ってしまった。
あーそりゃ、地味に嫌な呪いだわー、とか思って。

この「風立ちぬ」はもうとにかく庵野監督の演技(つーのかなあ)を聞きたくなくて
それがネックで作品を見る気になれなかった。
ブルーレイを買った後も、「どうしようかなあ・・・」と考えていたほど。
でもある時ふと、
「あ、うちはバイリンガル家庭なんじゃん・・・・
英語で見ればいいんだ!」
と気づいたのだ。
そして英語版吹き替えのキャストを見たら堀越二郎はジョセフ・ゴードン・レヴィットだった。
あー、大好きな映画「500 Days of Summer」のあの人じゃん!
じゃあ大丈夫だー、と、英語でまず見ることに決めたというわけ。

俳優と声優は違う、と言っても、こっちの俳優は声優やってもうまいからね・・・・。
違和感ないし、役柄によってほんとに演じ分けるから、普段の声とはまるで印象が違ったりするし。
そういう点で心配なし。

というわけで、前置きが長かったけど、「風立ちぬ」を英語吹き替えで見たわけです。

人物の動きやディテールがすごく良かった!
画面も美しかったし、何より飛行機がすごかった。
あー、やっぱり、宮さんは飛行機本当に好きなんだなー、って思った。
夢の場面も良かったし、なんていうか良い意味で「昔のジブリのアニメ」だった。

思ったより面白かったけど、まあ、いつも通りエンディングは肩すかし。
「紅の豚」なんかもそうだったけど。
なんだろうこの尻すぼみ感は。
いつもの「これどうやって終わるのかなあ」ってやつだったのかしら。
2時間の枠できっちりエンディングのカタルシスまで持ってってくれないとこがなんともなあ。

さて、これで英語で一回見たから、次は日本語で見てみようかしらね。
印象がどのくらい変わるのだか・・・
楽しみなような怖いような。




☆     ☆     ☆

佐世保バーガー、ポテトチップス、ミックスグリーンのサラダ、ゆでトウモロコシ、ブロッコリー、カンタロープ

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気になってきた

「風立ちぬ」は興味なかったはずなのに,どうして買ってまで見たんだろうと思ったら
ジョセフ•ゴードン•レヴィットが吹き替えやってるのかー!!あの人好きー!
だんだんあたしも見たくなってきたぞ...

Re: 気になってきた

> ナナさん

いや、買おうと思って買ったわけじゃなくて(^^;;
たまたまモールのCD屋に入ったら安売りしてたもんで。
この値段ならいいかなー、と、買ってみたわけです。
ブルーレイとDVDが入ってるセット(どちらも同じ)だから、1枚送りましょうか?
どっちがいい?

ジブリ作品

私はMimiさんと逆に、ジブリはなるべく日本語オリジナル+字幕で観るようにしています。前に、「天空の城ラピュタ」を試しに両方で観てみたら、英語版の方は、オリジナル版では効果音(確か飛行船のプロペラの回る音だったような...)のみのところに音楽を入れていたんですよ。それが、more is better傾向のあるアメリカ人映画ファンに迎合しているようで嫌だなあと思い、以来、なるべく日本語版で観るようになりました。

というわけで、「千尋」も「ハウル」も、日本語オリジナル+字幕で上映している映画館まで足を運んで観ましたが、「ポニョ」や「アルレッティ」はLAでも英語版吹き替えのみの公開になっていたのが私としてはガッカリでした。「ポニョ」なんて最後の主題歌まで英語になっていて、その前の夏に日本に帰省した際にイヤというほど日本語オリジナル版の歌を聴いていた娘と私は映画館の中で思わずカックーン...となりました。(笑)

「風立ちぬ」も映画館で観ましたが、「風立ちぬ」に限ってはその年のオスカーにエントリー出来るよう2週間だけ年内に公開。しかも、字幕版は最初の1週間だけ、という上映体制だったので、忙しかったスケジュールに何とか都合をつけて頑張って観に行きました。「風立ちぬ」に関しては英語版を観ていないので比較できないのですが、個人的には日本語版でも特に違和感はありませんでした。(「知らぬが仏」なのかもしれないですけどねー笑)

宮崎駿は、ホント、飛行機好きですね。飛行機そのものより、もしかしたら「飛ぶ」という行為が好きなのかもしれませんが。宮崎アニメは、どの作品も飛翔感を描くのが秀逸ですもんね。

Re: ジブリ作品

> culvergirlさん

あー、私ももちろん基本は「日本語」ですよ〜。
今回のは特別です。
ジブリ作品はほとんどをDVDかブルーレイで持ってますので、
日本語でさんざん見た作品を英語吹き替えで見てみて
「あれ、結構英語もいいんだな・・」
と思うようになったのは最近です。
そしてそもそも、ジブリ作品はこういう田舎の映画館では公開されませんの(涙)
千と千尋はアカデミー取ってからやっと1スクリーンのみで公開され、
日本語の回をわざわざ見に行ったらうちの家族の貸切でした(^^;;

宮崎駿の描く、「どうやっても飛べないだろこれ」という飛行機、夢がありますよね。
確かに「飛ぶ」ことが好きなのかもしれません。

あ〜!

ハウルのヒロインの声は私も思いました!全然少女っぽい声じゃなかったんですもの!倍賞千恵子に気を遣ったんてすかね〜。
英語版カルシファーのセリフ、いいですね!!あーそれくらい聞き取れるなら英語でも見たいところです。英語版の英語字幕ありだったら、ちょっとは分かるかなぁ……。

Re: あ〜!

> 名無しさま

すみません、ハンドルネームがなかったので・・・・
次回はぜひお名前教えてくださいませ。

倍賞千恵子の声で16歳の少女はきついですよね(^^;;
気を遣ったのかなと私も思いましたが、BJいわく
「宮崎駿にとっちゃ、倍賞千恵子はそのぐらい若いんだろ」
と・・・。まあそれもそうなの・・・かな・・・?

ビリー・クリスタルのカルシファーは良かったですよ!
私も、セリフの聞き取りにくい映画は英語聞きながら英語字幕も出してます。
読みながらだと結構わかるんですよね。
プロフィール

Mimi

Author:Mimi
アメリカ生活もかれこれ20年。
夫と子供2人(うち1人は大学進学でオハイオ在住)、猫1匹とアラバマの田舎に住んでいます。

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