埼玉の小学校で二分の一成人式

埼玉新聞の記事より

「産んでくれてありがとう」 川口・在家小で2分の1成人式

川口市安行領在家の市立在家小学校(竹内まゆみ校長)で3日、10歳になった4年生82人が父母への感謝を述べる「2分の1成人式」を行った。

 町内の埼玉協同病院の女性助産師が出産の様子をビデオで見せながら「いのちの授業」を行い、児童らは父母への感謝の気持を深めた。

 式では、児童らが「育ててくれてありがとう」と家族への感謝の言葉の後に、「菓子職人になる」「美容師になります」など、「10歳の決意」を大きな声で述べた。

 児童代表が「2分の1成人証書」を竹内校長から受けた後、児童らはそれぞれの家族と感謝の手紙を交換した。

 足に障害がある宇佐見颯太君は「ありがとう...、これからは家のことをたくさん手伝えるようになりたい。勉強も運動もがんばる」と書いた。父でさいたま市の消防士、昌彦さん(36)は「感動した。泣けた。この手紙は宝物」と涙を拭った。母の美保さんは「障害が分かった時も、泣いてばかりいてごめんね」と手紙に書いた。

 「いのちの授業」では、助産師の住中美奈弥さんと看護師の加藤香奈さんが講師を務めた。

 母親が陣痛の痛みをこらえる様子や、赤ちゃんが生まれ出た喜びの瞬間を収めた映像を見た後に、母らがわが子を40秒間きつく抱き締める「陣痛体験」を行った。児童らは息を止めて痛みをこらえながら、母のぬくもりを感じた。

 母の胸でじっとしていた沼口胡桃さんは「お母さんが大変だったことが分かった」。山本真子さんは「あんなふうに産んでくれたんだ」。斉藤一颯君は「産んでくれて、とてもうれしい」と、それぞれ母への感謝を語った。

 2分の1成人式は、親による児童虐待、両親がいない子もいるため「慎重に」との意見も教育界にある。在家小では初めての試み。

 授業を企画した竹内校長は「子どもたちが、やがて新しい命を生み出す可能性を自覚し、命を大切にし、責任ある行動がとれる大人になってほしい」と話していた。



記事の見出しを読んだ最初の印象は「気持ち悪いなあ、これ」。
子供に対して親への感謝を強要するところが気持ち悪くて仕方ない。
そんなもの、学校が押し付けるものでは無いでしょ。
しかも人前で?皆で一緒に?
いやだー、気持ち悪い〜〜〜。

そして次に思ったのは「養子とか生みの親が亡くなってる子供はどうするんだ」。
こちらにいると養子や里子が多いし当たり前な事なので、すぐそう思ってしまう。
日本ではやはり「血のつながり」が重要だからか、養子というケースはまれだし
学校側もそういう子供に対する配慮なんて考えもしないんだろうな。

それから考えたのは「虐待されてる子や毒親を持ってる子だったらどうするんだ」。
虐待されている子供に「親に感謝しなさい、親は誰でも我が子を愛しているのです」なんて言ったら
愛されてない、かわいがられていない、大事にされていないのは自分が悪いからだ、と思いやしないか。
そうではなくて、最初から親になるべきじゃなかった人が親をやってる場合もあるし
感謝出来ないような状況にいるのは子供のせいではないのだ、
そういう家庭、そういう親子関係もあるのだ、だから困っているのなら助けを求めなさい、と
周りが言ってやる事も大事じゃないのか。
誰も彼もが「お母さん産んでくれてありがとう、お父さん育ててくれてありがとう」と
思うのが当たり前、そうでないのはおかしい、という刷り込みになってしまわないか。

親に感謝したり、子供を抱きしめたりするのは各家庭でそれぞれがやればいいじゃないか。
どうして学校で皆一斉にそんな事しなきゃならんのだ。
私がもしも小学生の時にこんな事させられたら内心恥ずかしくて学校に対して腹が立つわ。
二分の一成人式、というのもいつから始まったのか知らないが恥ずかしい儀式だと思うし。

なんだか大丈夫か、日本の教育は。




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同感です

あ〜〜、確かに胡散臭いですねえ、コレ。
親への感謝とか、命の大事さって、こういうイベントとか儀式を通して教えるものじゃないでしょうに。なんかカルトみたいな雰囲気が気持ち悪いです。
日本人って真面目だけに、PC(political correctness)とかも、学校とか組織の中に持ち込んで集団で実践しましょう、みたいになりがちのような気がします。本来なら、個人個人で、個々の家庭で対処すべき事が「決まり」とか「強制」になると途端に胡散臭くなっちゃうと思うのですが。

まさにmimiさんがおっしゃる通りの報道もあります。
ネットではそっちの意見が多いかなー。
母子家庭のお子さんも多いですしね。
でも教育委員会は御満悦らしく、全国に広がりつつあるようです(^^;;

さっきのコメント!

さっきのコメント、ノナです(イギリスに子供が留学中です、覚えてらっしゃいますか?)。
以前よくブログにお邪魔しておりましたが、久しぶりに覗いて思わず共感したのでコメントを。笑

Re: タイトルなし

> ノナさん

お久しぶりです〜、覚えてますよ〜(^^)
確かに、ネットを見ていると私のような意見が多いように感じますが
現場はそうじゃないんでしょうねえ・・・。
なんか学校行事って、こういう「感動を強制する」みたいなのが多くて嫌です。

Re: 同感です

> culvergirlさん

カルトみたい!確かに!
集団で、ってのもほんと日本の特徴だと思います。
もちろんそれがいい方向に行く場合もあるわけですが。
プロフィール

Mimi

Author:Mimi
アメリカ生活もかれこれ20年。
夫と子供2人(うち1人は大学進学でオハイオ在住)、猫1匹とアラバマの田舎に住んでいます。

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