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タイガー・マザーの戦い賛歌

最近、Battle Hymn of the Tiger Mother( by Amy Chua)という本が出版されて話題になっている。

著者はイエール大学法学部の教授で2児の母。
中国系アメリカ人で、両親は中国からアメリカに移住してきた一世。
この本では自分が中国式のスパルタ教育(あら、これじゃスパルタ方式ってことだわね)子育てをして
いかに成功してきたかを語っている。
だからこの本のメソッドを「チャイニーズ・マム」方式という呼び方をするマスコミも。

私はまだ読んでないのだけど(っていうか多分読まない)、宣伝のためにこの著者が
TVにやたら出てるのでなんだかちょこちょこ見てしまって・・・・
・・・・うーん、この人好きじゃないなあ。

反響といっても反対意見が多かったのを受けてなのだろうが、今朝のTVでは
「本には大げさに書いてますから、その辺のユーモアをわかってくれないと~」
とか言ってた。嘘だろ。本気で書いてるでしょ、アタシの子育ては正しい!ってさ。

「育児法の本ではありません、私の体験を書いている回顧録なだけです」
とも言ってたがそれも嘘でしょー。アタシの育児法を見習いなさい!って言ってたくせにー。

大体、下のお嬢さんってまだ13歳でしょ。
子育ての結果が出るのってまだまだこれからじゃないの?
それに、お嬢さんたち(2人とも女の子)側の意見も聞いてみない事にはねえ。

本の帯に羅列されている、著者の家庭でのルールの一部をあげてみる。

「スリープオーバー(お友達の家に泊まる)、プレイデイト(放課後や休日に友達と遊ぶ)、
学校の演劇発表に参加する、テレビを見る、コンピューターゲームをする、
子供自身が自分の課外活動を選ぶ、A以外の成績を取る、体育とドラマ以外の教科で1位以外になる、
ピアノとバイオリン以外の楽器を演奏する、ピアノとバイオリンを演奏しない。
・・・・以上の事すべて禁止。

(attend a sleepover; have a play-date; be in a school play; watch TV or play a computer game; choose their own extracurricular activities; get any grade less than an A; not be the No 1 student in every subject except gym and drama; play any instrument except piano and violin; not play the piano or violin.)」


お泊り禁止、って家はあるからそれはまあわからんでもないのだが、
プレイデイト禁止って・・・。
学校以外でお友達と遊ぶのだって、幼稚園や小学生のうちは大事な経験じゃないのかなあ?
学校の演劇にしたって、参加することで色々体験して学ぶ事はあると思う。
っていうか、我が子がそういう舞台に出るのを見るのって楽しいと思うんだけどなー、親として。
あ、それはこの著者の場合ピアノやバイオリンの発表があるからそれでいいのか。

著者の「子育ての目標」が「アイビーリーグの学校に入れる」といった
あまりにもわかりやすいものなせいか、「人生の価値はアイビーリーグに受かる事だけじゃない」とか
反論する人も多いようだ。

私はちょうど先日浅田次郎の「蒼穹の昴」を読んだところなので、
「うーむ・・・中国はなんたって科挙試験の国だからなー。
やっぱりそういう価値観は100年やそこらじゃかわんないんだろうな」
なんて思ってしまった。
こちらのネット記事など見ると「Confucian」という単語が良く出てくる。
「孔子の」とか「儒教の」という意味である。
この本に関しての意見で、「中国・韓国・日本は儒教の影響で子供の教育に対して熱心」
という時に使われている。
うーん、近いとは思うけど・・・やっぱり科挙のほうが影響してるんじゃないかなあ。
あと、韓国も日本も中国とひとくくりにするのヤメレ。

こういう話をBJにすると彼は
「まあなー、芸能で売れるとかそういうのと違って、勉強って手っ取り早いもんな。
だって努力すれば簡単に結果が出るじゃない。才能が必要なもんはそうはいかないだろ。」
などとおっしゃる。

・・・いや、それは、あの・・・・
努力すれば結果を出せる頭の人だから言える話・・・・・むにゃむにゃ



参考記事・・・http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704803604576077841292640496.html

       http://www.thefirstpost.co.uk/73906,news-comment,news-politics,tiger-mother-amy-chua-creates-parenting-storm




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タイ風牛肉たたきサラダ、白菜サラダ、わかめスープ、鮭おにぎり
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1. 昨日の夕刊で

昨日の新聞にこのタイガーマザーのお話が載っていました。
それによると、多分上の娘さんが13歳のときレストランでグラスを割りながら「こんな人生嫌よ!」と叫んだとか。
・・・全然育児成功ストーリーじゃないし、まだ十代だし?と思いながら読みました。
アメリカの自主性を重んじる育児は彼女によると、親に自信がないだけ、だそうです。

2. Re:昨日の夕刊で

>MARUさん

そうですか、いずれ日本でも翻訳出版されるのかな?
私はTVインタビューを見たのと、ネットで書評などを拾い読みしただけですが
「これは虐待だ」と言う意見も多いようです。
まあどこまでがしつけで、どこから虐待になるか・・・と
線引きが難しいような気もしますが。
そう、まだお嬢さん2人ともティーンなんですよね。
まだまだこれからでしょー、と思います。
アメリカ式の育児は子供に間違ったプライドや自信を受け付けてしまって
怠け者を作るような気もしますが、それが向いてる子もあるだろうし・・・
ま、育児法に「これが正解!」なんて無いってことですかねー。

3. 無題

こんにちは~
この人の本の話、こちらでも聞きました。
すごいですねー、ほんと。
お嬢さんたち、グレるならまだマシですねって感じ。
思いつめないといいのですが。

ところで、お勉強すれば結果が出るっていうのは、
本当に「そういう頭を持っている人」の話ですよね。
そういう頭を持ちたかった…。
そうなったら人生楽しそうだ。

4. Re:無題

>M市の だなさん

ほんと、このお嬢さん方がまっすぐ育ってくれることを祈り・・・
たくなるくらい強烈な教育ママ(死語)さんですね。
どっかで折れちゃってヒキコモリ、とかならないといいけど。

努力すれば結果が出る頭ってほんと生まれ持った素質だなーと思います。
あとね、そこまでの努力が出来るって事自体がもう、才能。
私はどっちもムリ←最悪

5. 無題

NHK特集の「激流中国 5年1組 小皇帝の涙」に出てくる親と一緒なんですね。

そして、それは、「信は力なり」とは正反対…自分の子を信じていないとは。

6. Re:無題

>通りすがりの仮面ライダーさん

NHK特集は残念ながら見ていないのでわかりませんが、
小皇帝って確か中国のひとりっこ達のことですよね。
中国本土でも教育熱がすごいということでしょうか。
プロフィール

Mimi

Author:Mimi
1993年からアメリカ在住でしたが、
2021年8月、夫と2人で日本へ本帰国。
娘はカリフォルニアで社会人生活、息子はテネシー州ナッシュビルにいるらしい。

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