父親の怒り

ラリー・ナッサーという鬼畜医師がいる。

米女子体操五輪チームの元医師、性的虐待で175年の禁固刑

記事の通り、アメリカ女子体操五輪チームのオフィシャルな医師であったナッサーが
ずっと「治療」という名目で女子達に性的虐待をしていた事が明るみに出て
数々の女子体操選手達の証言により、175年の禁固刑が下されたというケースだ。
もう、この概要を書いてるだけで、自分もかつて痴漢被害に散々逢ってきた身としても、
娘を持つ母親としてももう涙が出てくる。
どんなに怖かっただろう、どんなに混乱しただろうと、被害者の女子達のトラウマを思うと涙が出るし
それが我が娘だったらいてもたってもいられないだろうと思う。
まして、「女子体操五輪チーム」なのだ。
どれだけ親はそれを誇りに思い、サポートしてきたことか。
まさか、大切な娘がそのチーム内で、プロである医師によってそんな目に遭わされてるなんて想像もしなかっただろう。

そう思っていたら昨日のニュース。

A father of three girls sexually abused by Larry Nassar tried to attack the disgraced doctor in court.
U.S. News

3人の娘を「女子体操五輪チーム」に入れていたお父さん。
そのうちの2人の娘が裁判所で証言台に立ったあと、裁判官に
「5分間だけでいいので、この悪魔(デーモン)と私を二人だけにしてもらえませんか」
と頼んだ。
当然、裁判官はNOと言い、
「では、1分でもいいです」
と頼んだ。
再び、返答はNO・・・・と言うのを聞く直前に
父親は元医師ナッサーに飛びかかって行った。

瞬く間にセキュリティに取り押さえられていたけど。

・・・うーん・・・

一発ぐらい、このお父さんにナッサー医師をぶん殴らせてから
取り押さえるんでも良かったんじゃない?
ちょっと、タイミング遅かったんです、ってふりしながら
殴らせてあげたかったなあ。

この父親はもちろん取り押さえられたのだが
裁判官が「親として、彼の気持ちはよくわかります。
法廷侮辱罪とは違うものです。よって、罪には問われません」
と言ってくれて無罪になったのは良かった。

自分が子供を持ってから、こう言う事件はもう
「自分が被害者の場合」と言うのではなく
「我が子が被害者だったら」と言う視点で見る事が多くなってきたけど
今回のこの事件は本当に、本当に、親としてたまらないなあ・・・・

続きを読む

スポンサーサイト

世界一のクリスマスツリー?

プラントハンター西畠清順なる人物が仕掛けたらしいイベント
「世界一のクリスマスツリー」
とかいうものが、神戸のメリケンパークにて現在進行中。
詳細は面倒臭いし不快なのでリンクしません。
神戸、西畠清順、世界一のクリスマスツリーなどで検索すればすぐ見られると思います。

以前は面白いな、この人いいな、と思っていた
糸井重里も一枚噛んでいるそうなので
もう今となってはああやっぱりな、って感じ。
糸井もバブル時代の感覚から変わってないんですな。

本当にこの話は不快。
当初は「あすなろは、明日は檜になろう、というのであすなろという名前、
すなわち落ちこぼれの木に光を当てたい」とか言ってたくせに
ネットで炎上して叩かれたら
「木がかわいそうというのなら、そういう気づきを与えることも目的の一つだった、
この木に注目することで改めて自分たちが木の命をもらって生きていることを考えてください」
とか言い出して、そもそもの「落ちこぼれの木」という文言がなくなり
すなわちあすなろである必要が全く無くなってしまった。

「世界一のクリスマスツリー」という惹句にしても、
「高さが世界一」と勘違いした人が多いようだが
ギネスに申請する内容は「世界一飾ったオーナメントの数が多いツリー」なのだそうで。
しかもそのオーナメント、1個五百円で販売して願い事を書く反射板だとか。

あのねえ。
クリスマスツリーは七夕の笹じゃないし、
オーナメントは七夕の短冊でもなければ絵馬でもないんだよ?

そもそも、クリスマスツリーは(聖書にまで遡ると面倒なので省くけど)
あすなろじゃないし。もみの木だし。

そして役目を終えたあすなろのツリーは、
フェリシモ(神戸に本社のある通販会社)が細かく数珠玉にして
一個ずつゴム紐に通した「バングル(腕輪)」にして3800円で販売するとな。

12月3日現在、この発表は撤回されて(いるようだが)
あすなろはクリスマスツリーのお役目のあと、




生田神社の鳥居にされる




そうである。


樹齢150年の、結界としての役目を担ってきた
注連縄を巻かれた山の中のあすなろの大木を
引っこ抜いて船に乗せて神戸に運び、
海風に晒され夜も照明を当てられる小さな植木鉢に植え替え
ギネス記録を狙うとかいう反射板をしこたま吊るし
一定期間が終わったらバラバラにして神社の鳥居や
小さなバングルにして売り払う。

すごいな。

木への思いとか、気づきとか自然への思いやりとか?
どこにあるのかな?

クリスマスツリーとか言ってるけどそもそもキリスト教に敬意を払ってると思えないし
願い事のオーナメントを吊るすのは七夕か絵馬かと思うから仏教かな?と思うし
それが終わったら生田神社の鳥居って、神道へ行くわけか!??

すごいな。

日本人がいくら宗教に寛容だとか
結婚式は教会でおこなって年末は除夜の鐘きいて、年明けには神社に初詣行く人が多いったって
この木が引っこ抜かれて移動させられてそんな場所でそんな最後を迎えるのを
どうでもいいと思うと思ったの???

しかも、神戸で?
大震災の、鎮魂だとかいう大義名分掲げてるイベントで????

私は、神戸の大震災の時に日本にはいなかった。
アメリカにいて、CNNで燃え上がる神戸を見て
あまりのことに言葉もなかった。
詳しいことを知りたくても当時インターネットは無かったし
私の住んでいた地域では日本語の情報などリアルタイムで手に入らなかった。
実家も親戚も関東地方だし、それほど神戸に繋がりは無かったが
それでもあのショックは今でも鮮明に覚えている。

その事件を、イベントのお題目に、使うか?

なんでこれほど不快に感じるのだろう、と思って考えていたら
ツイッターの意見で
「こんなの、イベントです、ギネス狙いです、カネ集めです、って
言ってくれたらむしろスッキリしたのに。
神戸大震災がどうのとか鎮魂がどうのとか建前言われるから気持ち悪い」
というのを見かけてその通りだと思った。
広告代理店が仕掛けた
「人集め、金集めのイベントですからよろしく、
ツイッターやSNSで拡散して皆で遊びに来てくださいね!
でっかい木も立てますんで、願い事書いたオーナメント買ってってください!」
っていう話ならこれほど腹も立たなかったのかもしれない。

おためごかし。
ふざけんな。

おひつ問題

ツイッターだかで、夫婦で旅館に泊まると
ご飯の入ったおひつが必ず妻の近くに置かれて行くのが気になる、
というのが回って来た。
へー、考えたこともなかったわ、今はそれすらも
「男女差別!どうして女がおひつからご飯をよそって渡す側だと決めつけるんだ!」
って、噛み付く人が多いわけねえ。

で、思い出した。
私が短大生の頃、付き合っていた彼氏は下戸だった。
一方私は大の酒好き。
下戸の彼氏は居酒屋とか酒を出す店自体も嫌いだったので
ほとんど行かなかったが、たまに酒を出す店で食事をする時のこと。
私はビールを頼み、彼氏はオレンジジュースを頼む。
各自で頼んでいるにも関わらず、サーブしに来た人は
(オーダーを受ける人とは違う場合が多いので)
自動的にオレンジジュースを私に、ビールを彼氏の前に置いていた。
その度訂正するのも面倒なので一旦そうやって置いてもらい、
サーブの人がいなくなると「はい、せーの」で入れ替えていたわ〜。
あれも今なら「男女差別だ!」って、目くじら立てる人がいるわけかしら。
私はむしろ「あー、そういうのが、普通のカップルなんだなー」って笑っちゃったけど。

おひつを男性側に置くのが「男女平等」なわけ?
そういう話じゃないでしょう、って思うんだけどな。

こんな事で噛みついてる世代の女性には、
かつて職場で「お茶汲みは女性の仕事だった」時代があったなんて
もう本当に血管切れそうな話に違いない。

そしてこの「おひつ問題」のツイートに対するなごんだ切り返しは

「ええー、そういう問題だったのー!?
私、自分がすごく食べる人だから、近くにおひつ置いてもらえて嬉しかったけどなあ!」

という女性のそれ。

保育園・幼稚園の騒音

ネットの記事で、日本の住宅地で保育園や幼稚園の騒音に苦情が来ているというのを読んだ。
比較してドイツでは「子供の声はうるさくない」と住民が言っていて、
特に保育施設への苦情は出ていないとか言ってたのだけど。

ドイツの子供がどうかは知らないけど、
アメリカと日本で子育てしてみた経験から言わせてもらうと





日本のガキはうるさい。





そして、そのうるさいガキが集まっている幼稚園や小学校はもちろんものすごくうるさい。



アメリカでは、本当に小さいうちから
「インサイドボイス」と「アウトサイドボイス」と言ってしつける。
室内のお友達に話しかける時は「インサイドボイス」で、
必要以上に大きな声を出さなくていいのだ、と。
そして外にいる遠くのお友達を呼ぶ時だけ「アウトサイドボイス」にして
大きな声を出しても良いですよ、と言うのだ。
すなわち、外にいても」「遠くにいる友達」でないのなら、
「インサイドボイス」のボリューム(音量)で話せばいいわけだ。
これ、すごく理にかなっている躾けだと思う。
おかげでうちの子達も家の中で耳をつんざく甲高い子供の大声で
私たちを呼んだりする事はなかったし、
遊びに来た他の子達もそう。
ちゃんと普通の声の音量で話しかけてくれるので
家の中で遊ばせていてもうるさく感じなかった。

ところが息子が3歳の時に日本へ帰国し、日本の幼稚園へ入れたら様子が変わった。
息子の声が日に日に大きくなっていき、目の前で話しているのに
まるで校庭のはじから向こう側にいる人を呼んでるような音量で話すので
耳が痛くなる程で、娘も私も
「タロウくん、声大きいよ!もっと小さくして!」
と言わなければいけなくなったのである。
おそらく、周囲の友達の音量に対抗するには
そういう大きい声で話すしかなかったのだろう。
しかし私は一時期本気で、タロウの耳が遠くなったのかと心配したほどだ。

そして日本の小学校へ保護者として出向いてこれまたたまげた。





学校の中が信じられないほどうるさい。




なんでこんなに皆声が大きいの!??
耳が痛くなるじゃない!!
と、驚いた。

そして、やっとわかった。
アメリカに遊びに来た義母が、うちの子達の小学校や幼稚園を訪れて
「こっちでは、子供達が、静かなのねえ!」
と感心していたわけが。
なるほど、日本のこのうるささに比べたら、アメリカの小学校は静かだわ。

ナナは小学1〜2年生の時、バーミンガムのマンモス小学校に通っていたのだが
そこでは廊下を歩く時に右手を高くまっすぐ上げ、左手は人差し指で唇をふさがせて
一列になって移動させていた。
廊下では一切私語をせず、静かに歩く躾をしてくれてたわけである。
だから、移動教室があっても校内がうるさくなる事はないのだ。
日本でもそういう躾をすれば、周囲のおうちからの苦情も減るのではと思うのだが・・・?

とにかく、日本の小さい子達の声の大きさは異常だと思う。

避難してください!

8月31日木曜日、ハリケーン・ハーヴィの影響でここアラバマにも雷雨・竜巻・強風注意報が出た。
一部地域では竜巻の被害も予想され、地上波テレビは夕方から通常番組を中止して気象情報を流していた。
幸い我が家のあたりには強風が吹いただけでそれほどの影響もなかったが、
竜巻が予想される地区にはシェルターへの避難や地下室への避難が呼びかけられていた。

翌日のネットで、こんな記事を見てびっくり。

www.al.com

ジェームズ・スパンというABCの気象予報士(この辺ではすごく有名で人気もある)が
自身のfacebookに地元のファン達の
「うちはどの辺なんですか?わからないんですが!」
という書き込みがいくつもあり、皆地図が読めないという事を知って
ついに直接一軒ずつの家へ、テレビから名前を呼びかけて避難勧告をした、というのだ。

上空からの映像へ黄色い線で印をつけ、
「この家のパーカーさん一家!私の声が聞こえたら、すぐに安全な場所へ避難してください!
4人全員で!あ、タミーおばさんも一緒なら、5人で!」
と呼びかけたというのでたまげた。

空撮映像を見ても、近所の地名や通りの名を言われても、
自分の家がそこにあるのかどうかわからないって・・・
アラバマのレッドネックの教育程度って本当に・・・・・

「皆さん、今のうちにボリュームを下げた方がよろしいかと思います。
次に呼びかけるレディは、少々耳が遠くてらっしゃるので・・・」
と言ったというのにも笑った。続けて
「ミス・エセル!ジェームズです!ストームシェルターに避難してください!
それから、ウィスカー(ヒゲという意味なので多分ネコちゃん)を忘れずに!
彼はリクライナー(椅子)の後ろにいるはずです!
さあ、行って!Wheel of Fortune(長寿ゲーム番組)は放映されませんから!」

これは、効果あるだろうなー。
見てるテレビから自分に呼びかけられたらそりゃ驚くでしょうし、
ちゃんと内容を聞くでしょうし。
しかしジェームズ・・・・どんだけ自分の放送範囲内の人たちを知ってるんだ・・・!?

ご近所の方の報告によると、このミス・エセルとウィスカーは無事にシェルターへ避難したそうだ。
良かったね。

プロフィール

Mimi

Author:Mimi
アメリカ生活もかれこれ20年。
夫と子供2人(うち1人は大学進学でオハイオ在住)、猫1匹とアラバマの田舎に住んでいます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR